ログオンログオフ打刻のご利用には、利用申込みが必要です。申込みをご希望の場合は、以下フォームよりお申し込みください。
https://ablework.freshdesk.com/support/tickets/new
Windowsログオンログオフ打刻アプリケーションは、ログオン・ログオフ時に各クライアントPCから打刻データを送信する機能です。
ActiveDirectory方式でのアプリケーション導入では、ドメインに参加しているPCであれば、個別にアプリケーションをインストールせずともログオンログオフ打刻を展開できます。
Windowsコンピュータに直接インストールする方式をご利用の場合は、以下ガイドをご参照ください
ログオンログオフ打刻インストールガイド(個別インストール版)
※動作要件
・サーバーPC
Windows Server
ActiveDirectory
・クライアントPC
.NET Framework 4.8
.NET Framework 4.8対応のOSバージョンは以下をご確認ください
.NET Framework のバージョンおよび依存関係(※外部リンク)
目次
※本説明には、次のシステム環境の画面を使用しています。
・Windows Server 2016 Standard Edition 64bit 日本語版
・グループ・ポリシー管理コンソール(GPMC)Service Pack 1
グループポリシーの編集
- グループ・ポリシー管理コンソール(gpmc.msc)を起動して下さい。
- ユーザアカウントが格納されているOUのグループポリシーを選択して下さい。
※Windows初期状態の「Users」にユーザーアカウントを格納している場合は、「Default Domain Policy」を選択して下さい - 右クリックメニューから「編集」を選択して下さい。
※グループポリシーオブジェクトエディタが起動します。
※グループ・ポリシー管理コンソール(GPMC)Service Pack 1は、マイクロソフト公式ダウンロードサイトで配布されています。
ログオン プロパティの追加
- 左側ペインで、「ユーザの構成」メニューツリーを展開して下さい。
- さらに「Windowsの設定」メニューツリーを展開して下さい。
- スクリプト(ログオン/ログオフ)を選択して下さい。
- 右側ペインのログオンをダブルクリックしてプロパティを開いて下さい。
- ログオンのプロパティ画面で、「追加」ボタンを押下して下さい。
ログオン スクリプトの追加
- 「スクリプトの追加」で、「参照」ボタンを押下して下さい。
- ファイル選択ダイアログで、コマンド格納場所のパスを記憶して下さい。
※ファイル選択ダイアログは一旦「キャンセル」ボタンを押下して閉じて下さい。 - エクスプローラーを開いて下さい。
- 2)で取得したパスに「MngnTimeCmd.exe」と「MngnTimeOptions.config」の2つのファイルを、
LogonとLogoffのフォルダにそれぞれにコピーして収納して下さい。
☆「MngnTimeOptions.config」ファイルは導入担当者からメールでお送りさせていただいております。
「MngnTimeCmd.exe」ファイルはこの記事の最下部からインストールが可能です。 - 再度、スクリプトの追加画面で「参照」ボタンを押下して下さい。
- 「MngnTimeCmd.exe」を選択して、「開く」ボタンを押下して下さい。
- 「スクリプトの追加」で、「スクリプトのパラメータ」欄を入力して下さい。
スクリプトのパラメーターは以下の通りです。--sts start --config <コマンド格納場所のパス>\Scripts\Logon\MngnTimeOptions.config
- 「OK」ボタンを押して、ログオンのプロパティの画面まで戻って下さい。
ログオフ プロパティの追加
- グループポリシー管理エディターの画面を表示して下さい。
- 右側ペインのログオフをダブルクリックしてプロパティを開いて下さい。
- ログオフのプロパティ画面で、「追加」ボタンを押下して下さい。
ログオフ スクリプトの追加
- 「スクリプトの追加」で、「参照」ボタンを押下して下さい。
- 「参照」ボタンを押下して下さい。
- 「MngnTimeCmd.exe」を選択して、「開く」ボタンを押下して下さい。
- 「スクリプトのパラメータ」欄を入力して下さい。
スクリプトのパタメータは以下のとおりです。--sts end --config <コマンド格納場所のパス>\Scripts\Logoff\MngnTimeOptions.config
- 「OK」ボタンを押して、「グループポリシーオブジェクトエディタ」を終了して下さい。
以上の設定で、グループポリシーが適用されたクライアントPCにMngnTimeCmd.exeが配信され、自動で打刻データが送信されるようになります。
※Windowsの仕様では、ActiveDirectoryでグループポリシーの設定後、各クライアントPCで設定が反映されるまでには、初回のみログオンが2回必要です。
◆verについて
・打刻ツールの起動直後に実行している未送信打刻のチェック・再送とログイン通知の検知が
同タイミングに実行された際に打刻送信が不安定になる場合があることへの対応
・打刻送信時に接続エラー等でリトライが発生している最中に、
他の打刻情報が送信されない事象を解消するためリトライ処理を行わないように変更
・PC設定のタイムゾーンの日時で打刻情報を送信(海外記録対応)
・PC設定で和暦/西暦、どちらを指定されていても西暦として処理されるように修正
・Setup.batでログファイル名生成時、ファイル名に使用できない記号を除いてファイル名を生成するように修正
・ログファイルにPCで設定されている「タイムゾーン」も出力されるように修正