PCログ(Windows)インストール(ActiveDirectory版)する方法の案内です。
PCログ(Windows)は、ログオン・ログオフ時に各クライアントPCから打刻データを送信する機能です。
ActiveDirectory方式でのアプリケーション導入では、ドメインに参加しているPCであれば、個別にアプリケーションをインストールせずとも、一括インストールで展開できます。
<ご注意>
ActiveDirectory版でのインストールをした場合、社外ネットワーク(在宅・テレワークなど)で利用する際、VPN接続が必要です(VPN接続しないとPCログが取得できないため)。
VPN接続せずに社外ネットワーク(在宅・テレワークなど)で利用する際は、個別インストールが必要となります。
PCログインストール方法(Windows・個別インストール)
※PCログ機能 はオプション機能となります
利用開始するためには別途利用料金の課金と、最初に弊社側での設定が一部必要です。
ご利用の場合、まずは弊社カスタマーサクセス(cs@minagine.co.jp)までご連絡ください。
※動作要件
・サーバーPC
Windows Server
ActiveDirectory
・クライアントPC
.NET Framework 4.8
.NET Framework 4.8対応のOSバージョンは以下をご確認ください
.NET Framework のバージョンおよび依存関係(※外部リンク)
■目次
- グループポリシーの編集
- ログオン プロパティの追加
- ログオン スクリプトの追加
- ログオフ プロパティの追加
- ログオフ スクリプトの追加
■操作対象ユーザー:人事権限者、PCログ利用ユーザー
1.グループポリシーの編集
①グループ・ポリシー管理コンソール(gpmc.msc)を起動して下さい。
②ユーザアカウントが格納されているOUのグループポリシーを選択して下さい。
※Windows初期状態の「Users」にユーザーアカウントを格納している場合は、「Default Domain Policy」を選択して下さい
③右クリックメニューから「編集」を選択して下さい。
※グループポリシーオブジェクトエディタが起動します。
※グループ・ポリシー管理コンソール(GPMC)Service Pack 1は、マイクロソフト公式ダウンロードサイトで配布されています。
2.ログオン プロパティの追加
①左側ペインで、「ユーザの構成」メニューツリーを展開して下さい。
②さらに「Windowsの設定」メニューツリーを展開して下さい。
③スクリプト(ログオン/ログオフ)を選択して下さい。
④右側ペインのログオンをダブルクリックしてプロパティを開いて下さい。
⑤ログオンのプロパティ画面で、[追加]をクリックしてください。
3.ログオン スクリプトの追加
①「スクリプトの追加」で、[参照]をクリックしてください。
②ファイル選択ダイアログで、コマンド格納場所のパスを記憶して下さい。
※ファイル選択ダイアログは一旦「キャンセル」ボタンを押下して閉じて下さい。
③エクスプローラーを開いて下さい。
②で取得したパスに「MngnTimeCmd.exe」と「MngnTimeOptions.config」の2つのファイルを、
LogonとLogoffのフォルダにそれぞれにコピーして収納して下さい。
☆「MngnTimeOptions.config」ファイルは導入担当者からメールでお送りさせていただいております。
「MngnTimeCmd.exe」ファイルはこの記事の最下部からインストールが可能です。
④再度、スクリプトの追加画面で[参照]をクリックしてください。
⑤「MngnTimeCmd.exe」を選択して、[開く]をクリックしてください。
「スクリプトの追加」で、「スクリプトのパラメータ」欄を入力して下さい。
スクリプトのパラメーターは以下の通りです。
--sts start --config <コマンド格納場所のパス>\Scripts\Logon\MngnTimeOptions.config
⑥[OK]をクリックし、ログオンのプロパティの画面まで戻って下さい。
4.ログオフ プロパティの追加
①グループポリシー管理エディターの画面を表示して下さい。
②右側ペインのログオフをダブルクリックしてプロパティを開いて下さい。
③ログオフのプロパティ画面で、[追加]をクリックして下さい。
5.ログオフ スクリプトの追加
①「スクリプトの追加」で、[参照]をクリックをして下さい。
②「MngnTimeCmd.exe」を選択して、[参照]をクリックをして下さい。
③「スクリプトのパラメータ」欄を入力して下さい。
スクリプトのパタメータは以下のとおりです。
--sts end --config <コマンド格納場所のパス>\Scripts\Logoff\MngnTimeOptions.config
④[OK]をクリックをし、「グループポリシーオブジェクトエディタ」を終了して下さい。
以上の設定で、グループポリシーが適用されたクライアントPCにMngnTimeCmd.exeが配信され、自動で打刻データが送信されるようになります。
※Windowsの仕様では、ActiveDirectoryでグループポリシーの設定後、各クライアントPCで設定が反映されるまでには、初回のみログオンが2回必要です。
◆verについて
・打刻ツールの起動直後に実行している未送信打刻のチェック・再送とログイン通知の検知が
同タイミングに実行された際に打刻送信が不安定になる場合があることへの対応
・打刻送信時に接続エラー等でリトライが発生している最中に、
他の打刻情報が送信されない事象を解消するためリトライ処理を行わないように変更
・PC設定のタイムゾーンの日時で打刻情報を送信(海外記録対応)
・PC設定で和暦/西暦、どちらを指定されていても西暦として処理されるように修正
・Setup.batでログファイル名生成時、ファイル名に使用できない記号を除いてファイル名を生成するように修正
・ログファイルにPCで設定されている「タイムゾーン」も出力されるように修正