◆はじめに
弊社の就業管理システムでは、時差勤務に対応する勤務パターンとして
『ミニフレックスタイム制 ※』いう機能があります。
※弊社システム独自の造語となります。
「ミニフレックスタイム制」とは、
簡単に言ってしまえば、時差勤務に対応したもので
別名「出勤時間フレキシブル制度」になります。
以下に概要や使い方について記載しています。
◆1.機能概要
基準時間を設定することで、
(フレックスのコアタイム開始時刻に相当する)
基準時間までに出社した場合は遅刻とはなりません。
また勤務開始時刻を出勤予定時刻として計算することが可能となります。
まさに時差出勤制度そのものになります。
◆2.設定内容
①社員マスタの就業形態を「ミニフレックス制度」とする
②タイムカード設定を行う
画面場所:設定>就業管理>タイムカードマスタ>タイムカードの設定(会社・部署)
◆3.タイムカードへの反映例
〇ミニフレックス制ではない場合
出勤予定が「9時~18時」で
勤務を「10時~20時」した場合
遅刻時間→1時間(9時~10時)
残業時間→2時間(18時~20時)
〇ミニフレックス制を利用した場合
【設定】「1000」までは遅刻としない
(例①) 勤務実績「10時~20時」
勤務時間が登録されている状態で「簡易計算して更新」を押すと
出勤予定が「9時~18時」→「10時~19時」へと自動でスライド
遅刻時間→なし(10時までは遅刻とみなさない)
残業時間→1時間(19時~20時)
(例②) 勤務実績「10時半~20時」
勤務時間が登録されている状態で「簡易計算して更新」を押すと
出勤予定が「9時~18時」→「10時~19時」へと自動でスライド
※丸めの設定で「10時」までは遅刻としないと設定しているため「10時半~19時半」に出勤予定変更は行われません。
遅刻時間→30分(10時~10時半)
残業時間→1時間(19時~20時)
◆4.改善による効果
①出勤予定を変更する操作は上長以上の権限となりますが
「ミニフレックス」の設定をするとシステムで出勤予定を柔軟に変更が行われるため、
出勤予定変更に伴うマネージャの負荷を削減することができます。
②「固定勤務制」と「ミニフレックス制」の差異が
特定の時間まで遅刻扱いとしない点のみとなりますので。
コアタイムフレックスを導入するより、業務的な運用負荷は軽いと考えます。
◆5.注意点
「簡易計算して更新」を押すタイミングで出勤予定が自動で変更されるため、
事前に申請していた「半休申請(部分休)」については申請の修正が必要になります。
従って、今回の「ミニフレックス制」を運用される際の半休申請は
開始打刻・終了打刻を行った後には下記いずれかの方法で申請をお願いいたします。
・タイムカード画面で「簡易計算して更新」を押してから変更後の出勤予定に対して申請を行う
・出勤予定がスライドする前提で半休申請を行う
※時間外申請についてはスライド前の出勤予定に対して申請いただいても
タイムカード上は正しく反映されます。
ただし申請記録としては多く計上されてしまうので必要に応じて半休と同様修正をお願いします。
説明は以上となります。
ご不明点等ございましたら下記メールアドレスへお気軽にお問い合わせくださいませ。
アドレス:kintai-help@minagine.co.jp