◆機能概要
管理メニューにある[36協定レポート]画面では36協定に基づいた法定外時間のレポートを表示が可能です。
※初期設定を行う事でデータが反映されるようになります。
◆初期設定(利用開始・基準の設定)
設定>就業管理>タイムカードの設定(会社)>就業時間の設定
[36協定レポート]の規準を設定のうえ、
「過去12か月データを再計算する」 を押してください。
ボタンを押すと36協定レポートへ過去の時間が反映されます。
※初回の反映には約1営業日時間がかかります。
※[36協定レポート]の設定を変えた場合は再度「過去12か月データを再計算する」 を押してください。
◆初期設定(表示の設定)
設定>就業管理>タイムカードの設定(会社)>表示の設定
画面にて36協定レポートを表示するユーザー権限の制限が可能になります。
※人事ユーザーは必ず表示されます。
・LV3ユーザーを有効にする
Lv3(承認者)の画面に「36協定レポート」画面が表示されます。
タイムカード承認ができる部下の方一覧で表示されます。
・Lv1ユーザーを有効にする
「タイムカード入力」画面と「Web打刻」画面にチェック画面が表示され
自分の時間のチェックが可能です。
タイムカード入力画面例:
WEB打刻画面例:
[36協定チェック]ボタンを押した時に表示される画面例:
※役職マスタで管理職として設定されている場合は数値が表示されません。
◆初期設定(年間基準の設定)
会社マスタ画面の[会計期初月]に36協定の起算月の設定を行います。
※会計期初月は36協定レポート以外の動作には影響いたしません。
◆36協定レポート画面の詳細説明
〇検索画面について
①対象月:月間の数値として表示する月です。
②部署:表示する部署を絞り込めます。
③対象者:役職で管理職と指定している方も対象として表示することが可能です。
④36協定:特別条項を適用した回数、1ヶ月・年間の時間を超過した人のみに絞り込めます。
⑤上限規制:1ヶ月・複数月平均の上限規制の時間を超過した人のみに絞り込めます。
⑥CSV出力:画面に表示されている項目をCSVで出力することが可能です。
〇表示画面について
タイムカード画面の「勤務時間数」に対して法定要件通りの方法で集計しております。
※画像青枠の「36協定」では法定休日出勤時間は含めませんが、
赤枠の「上限規制」では法定休日出勤時間を含めた集計になります。
◆計算ロジック(フレックス以外)
法定通り下記2点の合計を集計しております。
・1日8時間を超過した勤務時間
・週40時間を超過した勤務時間(前月の最終週も考慮されます)
◆計算ロジック(フレックス)
下記2点の時間を合計
・平日の勤務時間 「基準時間」に対しての過不足時間数合計
・休日の勤務時間 全勤務時間
計算結果の合計時間数が1分以上だった場合「実績」へ反映します。
値が0分以下の場合は実績値は「0:00」で表示されます。
〇「基準時間数」について
「該当月の法定労働時間の総枠」÷「月間所定日数」
☆法定労働時間総枠
暦日数31日の場合 31日÷7日×40:00 = 177:25
暦日数30日の場合 30日÷7日×40:00 = 171:08
暦日数29日の場合 29日÷7日×40:00 = 165:42
暦日数28日の場合 28日÷7日×40:00 = 160:00
(例1)4月の所定日数20日の人の場合
「171:08」÷「20」=8:34
→「8:34」を基準に日別で過不足状況が計算される。
(例2)4/4時点で下記勤務状況の場合
4/1 所定勤務日 9時間8分勤務 →「8:34」に対して「0:34」超過
4/2 休日勤務 4時間勤務 →休日勤務なので「4:00」超過
4/3 所定休日 →勤務実績なし
4/4 所定勤務日 6時間勤務 →「8:34」に対して「2:34」不足
⇒36協定レポートでは「2:00(0:34+4:00-2:34)」として表示