ミナジン勤怠管理システムの「タイムカード」「時間外申請」「休暇申請」の3種類の申請において、承認するための責任者(承認者)と承認フローの概要です。
■目次
- 承認者の条件
- 承認者の種類と概要
- 承認フローの種類
■操作対象ユーザー:人事権限者
1.承認者の条件
承認者とは、「タイムカード」「時間外申請」「休暇申請」といった各種申請を承認できる方のことです。
承認者に設定するためには、以下の条件が必要です。
①設定タブ>会社管理>役職>役職の権限にて、「勤怠管理」がレベル「3」以上であること
②下記のいずれかに設定していること
- 部署の責任者
- 部署の代理承認者
- 個人の承認者
※自身が所属していない部署でも、承認者は全ての部署の責任者になれます。
2.承認者の種類と概要
部署の責任者 | 部署の代理承認者 | 個人の承認者 | |
概要 | 部署の責任者=一次承認者であり、部署に所属している社員のタイムカード・各種申請の承認が可能。 | 一次承認者、最終承認者の代理承認者を設定し、タイムカード・各種申請の承認が可能。 | 特定の社員の承認者で、部署の構成関係なく、任意で指定可能。部署の責任者や代理承認者よりも個人の承認者設定が優先される。 |
承認権限 | 部署の責任者として登録することで3種類すべての承認が可能 | 3種類の承認権限について、それぞれ個別に設定が必要 | 3種類の承認権限について、それぞれ個別に設定 |
承認可能期間 | 部下の部署所属期間 | 該当部署の所属期間 | 該当部署の所属期間 |
代理打刻 | 可能 | 不可 | 不可 |
代理申請 | 可能 | 不可 | 可能 |
一括申請 | 可能 | 不可 | 不可 |
出勤予定 アップロード | 可能 | 不可 | 可能 |
設定義務 | 原則、各部署で設定が必須 | 設定は必須ではない | 設定は必須ではない |
人数制限 | 各部署に1人まで | なし(複数設定可能) | 特定の社員の3種類の各申請につき1人まで |
設定方法 | 部署の責任者(承認者)変更方法 | 代理承認者の設定方法 | 承認者を個人ごとに設定する方法 |
備考 | ・責任者(承認者)がいない部署に所属している社員は、勤怠管理ができません。 ・上位部署の責任者は、下位部署の勤怠を閲覧できます。(承認はできません。) | ・個人の承認者が設定されている方は、「部署の責任者」「部署の代理承認者」は承認できません。 |
3.承認フローの種類
申請承認フローは下記のとおりです。
<申請者別承認フロー>
※①②③のいずれかで設定可能
一次承認 | 二次承認 | |
一般社員 | ①部署の責任者 ②部署の代理承認者 ③個人の承認者 | ①部署の代理承認者 ②1つ上の部署の責任者 ③特定の社員指定 |
部署の責任者(承認者) | ①自分自身(承認なし) ②1つ上の部署の責任者 ③個人の承認者 | なし |
<申請種類別設定可能な承認フロー>
※①②のいずれかで設定可能
一般社員 | 部署の責任者(承認者) | |
勤怠管理(タイムカード) | ①一次承認 | ①承認なし ②一次承認 |
各種申請(時間外勤務・休暇申請) | ①一次承認 ②一次承認→二次承認 | ①一次承認 |
まずは一次承認のみなどシンプルな申請フローの運用から始めることを推奨します。
<一般社員の承認フローの場合>
一次承認のみで完結 | 二次承認が必要 ※時間外、休暇申請のみ | 個人ごとに承認者を設定 | |
フロー イメージ | |||
メリット | 承認経路、設定が一番シンプル | フローを二段階に承認者が増えることで申請の承認・管理が行える | 柔軟に設定可能、少ない部署、人数が少ない場合設定がシンプル |
デメリット | 特になし | 全員に適用され、一次承認者は部署の責任者、最終承認は特定の1名に限定されるため、最終承認者の作業負荷が高くなる ※部署によって一次承認のみまたは二次承認の設定は非対応 | 部署や異動が多い場合、メンテナンスが増える可能性がある |
<承認者(責任者)の承認フローの場合>
自身で承認で完結 | 責任者の承認が必要 | 個人ごとに承認者を設定 | |
フロー イメージ | |||
メリット | 承認経路、設定が一番シンプル | 複数の部署の責任者の承認者が同一人物の場合、設定をシンプルにしやすい | 柔軟に設定可能、少ない部署、人数が少ない場合設定がシンプル |
デメリット | 特になし | 部署の責任者ごとに承認者が異なる/部署自体が少ない場合、新たに一つ上の部署を作成して設定すると複雑化しやすい | 部署や異動が多い場合、メンテナンスが増える可能性がある |