MINAGINEでは、時間外勤務の申請で代休の申請をすることができます。
このページでは代休の仕様、設定についてご案内します。
■目次
- 振休・代休の使い分け
- 代休取得のルール確認
- MINAGINEの代休の仕様
- 代休の設定
- 代休の設定(応用編①1日働いたが、半休2回取得できるようにしたい場合)
- 代休の設定(応用編②半日だけ働き、半日分の代休を取得したい場合)
■編集可能ユーザー:人事権限者
■作業ページ
・休暇の種別(設定タブ>就業管理>休暇マスタ>休暇の種別)
・休暇・遅刻・早退申請の設定(設定タブ>就業管理>休暇マスタ>休暇・遅刻・早退申請の設定)
・時間外勤務の種別(設定タブ>就業管理>時間外勤務マスタ>時間外勤務の種別)
1.振休・代休の使い分け
振替休日と代休の違いは、休日出勤が予定されているときに、
予めその休日と他の所定労働日を入れ替えることを「振替休日」、
休日出勤後に、事後的に代わりの休日を与える場合は「代休」となります。
休暇名 | 詳細 | 割増 |
振休 | 事前に休日として定められていた日と勤務日(労働日)を入れ替えること | なし |
代休 | もともと休日として定められていた日に勤務が行われた場合、その代わりとして他の「勤務日(労働日)」を「休日」とし、その日の勤務を免除すること | 所定休日⇒0.25 法定休日⇒0.35 |
まれに休日出勤が発生することもあるが、
必ず休日を取得させている・代休との併用は社員が混合しそうな場合は、
まずは振休の運用から始めることを推奨します
振休と代休を使い分けてきちんと労務管理をされている、これから行っていく場合は、
「振替出勤・振替休日の設定」より設定を行ってください
2.代休取得のルール確認
自社がどのようなルールで振替休日を取得しているのか整理しましょう。
ルール | 方針 |
代休発生条件 | 何時間以上勤務した場合に振休取得できるのか |
有効期限 | 労働してからいつまでの日程で振替休日取得可能か |
3.MINAGINEの代休の仕様
振休と代休を両方運用しており休日勤務を振替出勤としなかった場合、代休が自動的に付与されます。
「a) 振替出勤として申請している場合」(以下、Aパターン)
「b) 振替出勤として申請して いない場合」(以下、Bパターン)
パターン | 詳細 | イメージ図 |
Aパターン | 「この申請を振替出勤として申請する」にチェックを入れて申請する | |
Bパターン | 「この申請を振替出勤として申請する」にチェックをはずして申請する |
4.代休の設定
標準設定では代休は「利用しない」になっているため、代休を使用できるようにします。
①設定タブ>就業管理>休暇マスタ>休暇・遅刻・早退申請の設定を開きます
②下記項目を設定し、「更新」をクリックします
項 | 設定項目 | 設定内容 |
1 | 利用の可否 | 「利用する」を選択します |
③設定タブ>就業管理>休暇マスタ>休暇の種別より「新規」をクリックします
②下記項目を設定し、「登録」をクリックします
項 | 設定項目 | 設定内容 |
1 | 休暇コード | 任意の数字を入力します |
2 | 休暇名 | 任意の名前を入力します |
3 | 休暇種別の種類 | 「代休」を選択します |
4 | 計上で使用する休暇 | 「付与対象の休暇(計上で使用する休暇)」を選択します 休暇残日数を付与する休暇か、申請した際に他種別の休暇残日数から消化される休暇なのかを選択です 例)代休 ・・・付与対象の休暇 代休(半休)・・・他休暇の残日数を消化する休暇 (残日数から引く) |
5 | 有効期限 | 期限を設定します 例:期限の例 ・1カ月⇒労働した日から1か月間 ・休出日の月の締め日⇒労働した月の末日 ・休出日の翌月の締め日⇒労働した翌月の末日 ・期限なし |
6 | 勤務時間数の下限 | 時間を入力します 例①:4時間以上で発生させる場合 ⇒「0400」と入力 ※4時間以上8時間未満といった設定は非対応 例②:勤務時間数に制限をかけない場合 ⇒「0001」と入力 ※1分でも勤務すると代休が発生するようになります |
7 | 全日休/部分休 | 「全日休」を選択します |
8 | 休暇時間数の設定 | 「休日の所定時間数」を推奨しています ・休日の所定時間数 ⇒休暇取得する該当日の所定勤務時間数 ・マスタ画面で設定した所定時間数 ⇒設定タブ>就業管理>タイムカードの設定(会社)>就業時間の設定にある出勤予定パターンの所定勤務時間数 例)日によって勤務時間数が異なる社員の場合 平均は8時間だが、休暇日の勤務時間数は6時間だった場合 休暇時間数を8時間とする場合・・・マスタ画面で設定した所定時間数 休暇時間数を6時間とする場合・・・休暇日の所定時間数 |
③設定タブ>就業管理>時間外勤務マスタ>時間外勤務の種別を開きます
④標準で「休日出勤」を用意しているため、「休日出勤」 を開きます
⑤代休の自動付与にチェック、代休の種別より「代休」を選択し、「更新」をクリックします
5.応用編①
1日働いたが、半休2回取得できるようにしたい場合、上記作業後に行います
①設定タブ>就業管理>休暇マスタ>休暇の種別より「新規」をクリックします
②下記項目を設定し、「登録」をクリックします
項 | 設定項目 | 設定内容 |
1 | 休暇コード | 任意の数字を入力します |
2 | 休暇名 | 任意の名前を入力します |
3 | 休暇種別の種類 | 「代休」を選択します |
4 | 計上で使用する休暇 | 「他休暇の残日数を消化する休暇」を選択します 休暇残日数を付与する休暇か、申請した際に他種別の休暇残日数から消化される休暇なのかを選択です 例)代休 ・・・付与対象の休暇 代休(半休)・・・他休暇の残日数を消化する休暇 (残日数から引く) |
5 | 消化対象の休暇 | 「代休」を選択します |
6 | 全日休/部分休 | 「部分休」を選択します |
7 | 休暇時間数の設定 | 「休日の所定時間数」を推奨しています ・休日の所定時間数 ⇒休暇取得する該当日の所定勤務時間数 ・マスタ画面で設定した所定時間数 ⇒設定タブ>就業管理>タイムカードの設定(会社)>就業時間の設定にある出勤予定パターンの所定勤務時間数 例)日によって勤務時間数が異なる社員の場合 平均は8時間だが、休暇日の勤務時間数は6時間だった場合 休暇時間数を8時間とする場合・・・マスタ画面で設定した所定時間数 休暇時間数を6時間とする場合・・・休暇日の所定時間数 |
8 | 計上時に基準とする時間数 | ・所定労働時間の半分の場合⇒空白 省略した場合は、所定労働時間×部分休単位で計算されます ・午前休と午後休で休暇取得時間が違う場合⇒時間数を入力 例)午前有休:08:30-12:00の3時間30分 ・・・0330 午後有休:13:00-17:30の4時間30分 ・・・0430 |
9 | 休憩時間帯 | 所定労働時間の半分の場合は空白にしておくことを推奨します 申請時にあらかじめ時間帯を入力した状態にしたい場合、入力します ※午前休、午後休を取得する時間帯が固定の場合、あらかじめ入力すると入力ミスが防げます |
6.応用編②
半日だけ働き、半日分の代休を取得したい場合、新たに休暇種別と時間外勤務種別を作成します
①設定タブ>就業管理>休暇マスタ>休暇の種別より「新規」をクリックします
②下記項目を設定し、「登録」をクリックします
項 | 設定項目 | 設定内容 |
1 | 休暇コード | 任意の数字を入力します |
2 | 休暇名 | 任意の名前を入力します |
3 | 休暇種別の種類 | 「代休」を選択します |
4 | 計上で使用する休暇 | 「付与対象の休暇(計上で使用する休暇)」を選択します 休暇残日数を付与する休暇か、申請した際に他種別の休暇残日数から消化される休暇なのかを選択です 例)代休 ・・・付与対象の休暇 代休(半休)・・・他休暇の残日数を消化する休暇 (残日数から引く) |
5 | 有効期限 | 期限を設定します 例:期限の例 ・1カ月⇒労働した日から1か月間 ・休出日の月の締め日⇒労働した月の末日 ・休出日の翌月の締め日⇒労働した翌月の末日 ・期限なし |
6 | 勤務時間数の下限 | 時間を入力します 例①:4時間以上で発生させる場合 ⇒「0400」と入力 ※4時間以上8時間未満といった設定は非対応 例②:勤務時間数に制限をかけない場合 ⇒「0001」と入力 ※1分でも勤務すると代休が発生するようになります |
7 | 全日休/部分休 | 「部分休」を選択します |
8 | 休暇時間数の設定 | 「休日の所定時間数」を推奨しています ・休日の所定時間数 ⇒休暇取得する該当日の所定勤務時間数 ・マスタ画面で設定した所定時間数 ⇒設定タブ>就業管理>タイムカードの設定(会社)>就業時間の設定にある出勤予定パターンの所定勤務時間数 例)日によって勤務時間数が異なる社員の場合 平均は8時間だが、休暇日の勤務時間数は6時間だった場合 休暇時間数を8時間とする場合・・・マスタ画面で設定した所定時間数 休暇時間数を6時間とする場合・・・休暇日の所定時間数 |
3 | 計上時に基準とする時間数 | ・所定労働時間の半分の場合⇒空白 省略した場合は、所定労働時間×部分休単位で計算されます ・午前休と午後休で休暇取得時間が違う場合⇒時間数を入力 例)午前有休:08:30-12:00の3時間30分 ・・・0330 午後有休:13:00-17:30の4時間30分 ・・・0430 |
4 | 休憩時間帯 | 所定労働時間の半分の場合は空白にしておくことを推奨します 申請時にあらかじめ時間帯を入力した状態にしたい場合、入力します ※午前休、午後休を取得する時間帯が固定の場合、あらかじめ入力すると入力ミスが防げます |
③設定タブ>就業管理>時間外勤務マスタ>時間外勤務の種別より「新規」をクリックします
④下記項目を設定し、「登録」をクリックします
項 | 設定項目 | 設定内容 |
1 | 時間外勤務コード | 任意の数字を入力します |
2 | 時間外勤務名 | 任意の名前を入力します |
3 | 申請日の制限 | 「休日(出勤予定がない日)のみ申請できる」を選択します |
4 | 申請時間帯の制限 | 「制限しない」を選択します ※より厳密な申請管理をしたい方向け※ 申請可能時間の指定や深夜時間帯以外または深夜時間帯のみの指定をしたい場合は制限することが可能です |
5 | 代休の自動付与 | 「この申請が承認されたとき、代休を自動付与する」 にチェックします |
6 | 代休の種別 | 作成した半日の代休を選択します |
7 | 振替出勤の申請 | チェックしていないことを確認します |