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変形労働制向けの勤怠集計項目の計算式をご案内します

レイアウトの作成や項目の追加方法はこちらをご参照ください


■目次

  1. 残業の定義の設定
  2. 共通項目の設定内容
  3. 勤務時間数の計算方法

   固定方式かつ内数として深夜残業時間を含めた残業時間を計算する場合

   固定方式かつ 深夜残業時間を外数として残業時間を計算する場合

   1日単位で管理かつ内数として深夜残業時間を含めた残業時間を計算する場合

   1日単位で管理かつ 深夜残業時間を外数として残業時間を計算する場

   


■編集可能ユーザー:人事権限者


■作業ページ

・計上の設定(設定>就業管理>タイムカードマスタ>タイムカードの設定>計上の設定

・勤怠データ出力レイアウトの設定(設定タブ>就業管理>勤怠データ出力マスタ>勤怠データ出力レイアウトの設定 



1.残業の定義の設定


設定>就業管理>タイムカードマスタ>タイムカードの設定>計上の設定を開きます



②下記項目を設定し、「更新」をクリックします

設定項目設定内容
振替出勤「平日として計上する」を設定します
休日出勤/振替休日「休日として計上する」を設定します
所定内残業の計上(日次)「計上しない」を設定します 
法定外残業の計上(日次)「計上しない」を設定します
法定外残業の計上(週次)
「計上しない」を設定します
法定外残業の計上(月次)
「計上しない」を設定します



2.共通項目の設定内容


設定タブ>就業管理>勤怠データ出力マスタ>勤怠データ出力レイアウトの設定にて

コード901のサンプル1では下記設定されています

割増にかかわる項目については、就業形態や給与ソフトに取り込みたい項目に合わせて

「3.勤務時間数の計算方法」をご参照いただきながら設定してください


設定項目設定内容計算式
年月
対象の勤怠集計の年月。YYYYMM形式(6桁)
[年月]
部署コード
社員マスタの主所属部署コード
[部署コード]
部署名
社員マスタの主所属部署名
[部署名]
社員コード
社員コード
[社員コード]
社員名
社員名
[社員名]
勤務日数

勤務した日数(平日・休日共に含む)勤務時間数が計算されている日数

[勤務日数]
所定日数

出勤予定が登録されている日に勤務した日数

所定勤務時間数が計算されている日数

[所定勤務日数]
遅早日数

遅刻早退の日数(遅刻、早退両方の合計)

遅早時間数が計算されている日数

[遅早日数]
欠勤日数

欠勤した日数

欠勤時間数が計算されている日数

※無給休暇の場合、欠勤日数に換算される

[欠勤日数]
有休日数

有給扱い(年次有給、特別有給両方)の休暇を取得した日数

※有休時間数が計算されている日数

※年次有給の取得日数のみをカウントしたい場合は勤怠データ出力項目の追加の追加が必要(設定方法

[有休日数]
振休日数

振替休暇を取得した日数

振休時間数が計算されている日数

[振休日数]
休出日数

休日出勤をした日数

タイムカード[計上]画面にて、下記項目が計算されている日数

・「所定休日勤務」の日中/深夜時間数

「所定休日勤務 法定外」の日中/深夜時間数

「法定休日勤務」の日中/深夜時間数

「休出残業」の日中/深夜時間数

※振替出勤分は含まれない

[休出日数 (休日時間数あり)]
有休残日数

有給休暇の残日数

当月の末日時点での残日数 

[有休残日数]
遅早時間数
遅刻早退の時間数の合計
[遅早時間数]
欠勤時間数

欠勤した時間数

※無給休暇の場合、欠勤時間が計算される

[欠勤時間数]
有休時間数

有給扱いの休暇を取得した時間数

※年次有給休暇+有給扱いの休暇の場合、有休時間数が計算される

[有休時間数]
振休時間数

振替休暇を取得した時間数

※振替休日の場合、振休時間数が計算される

[振休時間数]
振出時間数
振替出勤した勤務時間数の合計
[【振替対象】時間外勤務時間数]



3.勤務時間数の計算方法


例:(土)所定休日、(日)法定休日としたとき、下記の通りになります


【固定方式かつ内数として深夜残業時間を含めた残業時間を計算する場合】

※固定方式:法定労働時間の総枠の範囲内で、各月の所定労働時間として一律の時間を定める方式です

※暦日数28、29、30、31日用のレイアウト作成が必要です



設定項目設定内容計算式
①所定内労働時間所定労働時間
[【総計】所定勤務時間数]
②月間総枠の過剰分かつ法定総枠内実労働時間ー(勤務日数(休出除く、振出含む)×8時間)+所定休日時間数

※平日は月間所定超え、所定休日はそのままの時間

[【総計】勤務時間数] - {([勤務日数] - [休出日数 (休日時間数あり)]) * [8時間]} + [【所休】日中勤務時間数] + [【所休】深夜勤務時間数] + [【所休】【法外】日中勤務時間数] + [【所休】【法外】深夜勤務時間数] + [マイナス回避用項目]
③法定総枠の過剰分暦日数28日用
[【総計】勤務時間数] - [法定総枠(暦日数28日)]
暦日数29日用
[【総計】勤務時間数] - [法定総枠(暦日数29日)]
暦日数30日用
[【総計】勤務時間数] - [法定総枠(暦日数30日)]
暦日数31日用
[【総計】勤務時間数] - [法定総枠(暦日数31日)]
③深夜労働時間平日、休日共に深夜帯に勤務した時間の合計
[深夜勤務時間数]
法定休日労働時間 法定休日(深夜労働時間含む)労働時間
[【法休】日中勤務時間数] + [【法休】深夜勤務時間数]

赤字の項目は別途手動で項目の作成が必要です

 作成方法はこちらをご参照ください

 [マイナス回避用項目]引き算をした際にマイナス値を出さないよう制御するための項目


※補足:区分

●平日    

【法外】→平日かつ1日8時間を超えた時間    

【所定】→平日かつ(タイムカード設定で設定した)所定時間内    

【所外】→平日かつ「(タイムカード設定で設定した)所定時間超~8時間以内」の時間内    

●所休    

【所休】→所定休日かつ8時間以内    

【所休】【法外】→所定休日かつ8時間を超えた時間    

●法休    

【法休】→法定休日


【固定方式かつ深夜残業時間を外数として残業時間を計算する場合】

※固定方式:法定労働時間の総枠の範囲内で、各月の所定労働時間として一律の時間を定める方式です

※暦日数28、29、30、31日用のレイアウト作成が必要です



設定項目設定内容計算式
①所定内労働時間所定労働時間
[【総計】所定勤務時間数]
②月間総枠の過剰分かつ法定総枠内実労働時間ー(勤務日数(休出除く、振出含む)×8時間)+所定休日時間数

※平日は月間所定超え、所定休日はそのままの時間

[【総計】勤務時間数] - {([勤務日数] - [休出日数 (休日時間数あり)]) * [8時間]} + [【所休】日中勤務時間数] + [【所休】深夜勤務時間数] + [【所休】【法外】日中勤務時間数] + [【所休】【法外】深夜勤務時間数] + [マイナス回避用項目]
③法定総枠の過剰分暦日数28日用
[【総計】勤務時間数] - [法定総枠(暦日数28日)]
暦日数29日用
[【総計】勤務時間数] - [法定総枠(暦日数29日)]
暦日数30日用
[【総計】勤務時間数] - [法定総枠(暦日数30日)]
暦日数31日用
[【総計】勤務時間数] - [法定総枠(暦日数31日)]
③深夜労働時間(平日・所定休日)平日または所定休日の深夜帯に残業した時間
[【所外】深夜勤務時間数] + [【法外】深夜勤務時間数] +  [【所休】深夜勤務時間数] + [【所休】【法外】深夜勤務時間数]
③深夜労働時間(法定休日)
法定休日の深夜帯に残業した時間
[【法休】深夜勤務時間数]
法定休日労働時間 法定休日(深夜労働時間含まない)労働時間
[【法休】日中勤務時間数]

赤字の項目は別途手動で項目の作成が必要です

 作成方法はこちらをご参照ください


※補足:区分

●平日    

【法外】→平日かつ1日8時間を超えた時間    

【所定】→平日かつ(タイムカード設定で設定した)所定時間内    

【所外】→平日かつ「(タイムカード設定で設定した)所定時間超~8時間以内」の時間内    

●所休    

【所休】→所定休日かつ8時間以内    

【所休】【法外】→所定休日かつ8時間を超えた時間    

●法休    

【法休】→法定休日


1日単位で管理且つ内数として深夜残業時間を含めた残業時間を計算する場合】

※一般的にこちらの計算方法を採用されることが多いです



設定項目設定内容計算式
①所定内労働時間所定労働時間
[【総計】所定勤務時間数]
②所定外労働時間平日の定時(所定労働時間)超えた8時間以内の平日の残業時間[【所定】深夜勤務時間数] + [【所外】深夜勤務時間数]
③法定外労働時間労働時間8時間超えの平日の残業(深夜労働時間含む)労働時間  [【法外】日中勤務時間数] + [【振替対象】(法定外)時間外勤務時間数] +  [【法外】深夜勤務時間数]
④深夜労働時間平日、休日共に深夜帯に勤務した時間の合計
[深夜勤務時間数]
所定休日労働時間 所定休日(深夜労働時間含む)労働時間
[【所休】日中勤務時間数] + [【所休】深夜勤務時間数] + [【所休】【法外】日中勤務時間数] + [【所休】【法外】深夜勤務時間数]
法定休日労働時間 法定休日(深夜労働時間含む)労働時間
[【法休】日中勤務時間数] + [【法休】深夜勤務時間数]


※補足:区分

●平日    

【法外】→平日かつ1日8時間を超えた時間    

【所定】→平日かつ(タイムカード設定で設定した)所定時間内    

【所外】→平日かつ「(タイムカード設定で設定した)所定時間超~8時間以内」の時間内    

●所休    

【所休】→所定休日かつ8時間以内    

【所休】【法外】→所定休日かつ8時間を超えた時間    

●法休    

【法休】→法定休日


【1日単位で管理且つ深夜残業時間を外数として残業時間を計算する場合】


設定項目設定内容計算式
①所定内労働時間所定労働時間
[【総計】所定勤務時間数]
②所定外労働時間平日の定時(所定労働時間)超えた8時間以内の平日の残業時間[【所定】深夜勤務時間数] + [【所外】深夜勤務時間数]
③法定外労働時間労働時間8時間超えの平日の残業(深夜労働時間含まない)労働時間  [【法外】日中勤務時間数] + [【振替対象】(法定外)時間外勤務時間数]
④深夜労働時間(平日)平日の深夜帯に残業した時間[【所外】深夜勤務時間数] + [【法外】深夜勤務時間数]
④深夜労働時間(所定休日)
所定休日の深夜帯に残業した 時間
[【所休】深夜勤務時間数] + [【所休】【法外】深夜勤務時間数]
④深夜労働時間(法定休日)
法定休日の深夜帯に残業した 時間
[【法休】深夜勤務時間数]
所定休日労働時間 所定休日(深夜労働時間含まない)労働時間
[【所休】日中勤務時間数] + [【所休】【法外】日中勤務時間数]
法定休日労働時間 法定休日(深夜労働時間含まない)労働時間
[【法休】日中勤務時間数]


※補足:区分

●平日    

【法外】→平日かつ1日8時間を超えた時間    

【所定】→平日かつ(タイムカード設定で設定した)所定時間内    

【所外】→平日かつ「(タイムカード設定で設定した)所定時間超~8時間以内」の時間内    

●所休    

【所休】→所定休日かつ8時間以内    

【所休】【法外】→所定休日かつ8時間を超えた時間    

●法休    

【法休】→法定休日



★その他の就業形態別設定方法は下記ご参照ください 

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フレックス制設定方法
変形労働制設定方法
時給制設定方法
管理監督者設定方法


※就業形態(勤務パターン)の整理方法はこちらをご参照ください



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