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勤怠データ検証方法についてご案内します。
■目次
- はじめに
- テスト検証で出力したデータの確認
- 実際の勤怠データとテスト検証で出力したデータの比較
- 間違っているデータ(原因)の特定
■出力したい項目の定義通りに計算式を作成できているか
■テスト検証に登録した時刻が実際の勤怠データ と違う時刻を取り込んでいないか
■勤務時間数の登録自体は正しいが、タイムカード計上画面に算出される時間数と一致していない場合
■休暇や時間外申請など行っているか
または申請の設定が正しくなく、計上されている休暇(欠勤)時間数に誤りがないか
■その他
1.はじめに
下記フローで検証を進めていただきます
・勤怠データを出力(項2)
↓
・項2の勤怠データと元データを比較(項3)
↓
・項2と項3のデータを比較してデータに差異があった場合は原因を特定(項4)
2.テスト検証で出力したデータの確認
テストアカウントで作成したテストデータを出力します
勤怠データを出力(出力方法はこちらをご参照ください)
↓ 下記は出力したファイルのイメージ図の一部です↓
3.実際の勤怠データとテスト検証で出力したデータの比較
数値が出力された項目を(時間数や日数などは特に)比較し、
自身で作成した式で出力したい項目は想定通りに出力されているか確認します
↓サンプル 下記画像はデータを転記して比較したイメージです↓
※補足
出力したデータと比較できるように実際の勤怠データが見れる状態にします。
両方のデータが見れる状態であれば、画像のように同じファイルにデータの転記は不要です
ファイルを横に並べて項目ごとの数値を比較できる状態であれば問題ありません
4.間違っているデータ(原因)の特定
4-1.上記比較により数値が一致している場合
設定は完了です。出力したデータで給与計算 に問題ないか最終確認しましょう。
4-2.上記比較により数値が違っている場合
下記を参考に差異の理由を突き止め、必要に応じてデータや計算式の修正を行います。
■出力したい項目の定義通りに計算式を作成できているか
★項目「時間外労働時間」(平日残業と所定休日の割増125%部分を算出される式)で差異が出た場合
①タイムカード計上画面より該当社員を選択し、時間数を確認します
②割増125% となる「法定外勤務」「所定休日勤務」「所定休日勤務の法定外」欄の時間数を確認します
【出力したデータとタイムカード計上画面上の数値が一致していない場合
(元データとタイムカード計上画面の時間が一致している場合)】
※画像をクリックしていただくと拡大されます
作成した式が正しくない可能性があります。
計算式の見直しを行いましょう
または定義通りに式が作成できていた場合は、
出力したい式の定義が異なっている可能性があります。
人事担当者または給与計算担当者と定義の認識合わせを再度行いましょう
【出力したデータとタイムカード計上画面上の数値が一致している場合】
※画像をクリックしていただくと拡大されます
作成した計算式は正しいです。
テスト検証に登録した時刻が実際の勤怠データ と違う時刻を取り込んでいないか、
タイムカード承認画面より時刻を確認しましょう。
❔入力した時刻が間違っていたら❔
時刻の修正が必要になります。締め・承認を解除した後にデータを修正しましょう。
タイムカードの締め解除(URL)
↓
タイムカードの承認解除(URL)
↓
タイムカードの時刻修正(アップロードまたはタイムカード承認画面で手修正)
↓
タイムカード承認(URL)
↓
タイムカード締め(URL)
↓
勤怠データ出力(※タイムカード締めと同じURL)
❔入力した時刻が正しかったら❔
(1)タイムカードの設定(会社または部署)の設定や、
出勤予定されておらず休日出勤扱いになっていないか確認しましょう
★参考URL
・週40時間を超える法定外時間はどのように集計されるでしょうか?
(2)休暇や時間外申請など行っているか(申請漏れが発生していないか)確認しましょう
★参考URL
(3)申請または承認を行っているが反映されている時間数(有休・時間外等)が正しくない場合
申請の設定または申請の内容を確認しましょう
★参考URL
・出張申請が承認されているが時間がタイムカードに反映されません
■その他
給与計算前に手修正で勤怠データ修正や加工を行っている可能性もあります
その場合は給与計算担当者へ確認し、修正等を行っていないか確認します
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